作成日時:2023年10月24日
かねてより、「再耕庵(さいこうあん)の社名の由来は?」との
お尋ねが多く寄せられています。ここで由来についてお話ししましょう。
江戸時代の徳川幕府三代将軍 徳川家光が参勤交代制を敷いた。
参勤交代の際に行き来する有馬(現 島原)の殿様を、途中休憩の際に
鹿島市の旧 再耕庵薬局(今村さん)で接待をされていたそうです。
当時 薬は庶民の手にはいりづらく、今村さんは薬屋さんで
漢方の薬草を栽培されていた。しかし土地は湿田で現在のように肥料・農薬等はなく、
良い薬草がなかなかできなかった。
そのときに有馬の殿様が『何回(再会)鹿島に来ても良い薬は採れないのう!』と言われた。
① 再会の再
いくら土地を耕しても良い薬はできない。
② 耕すの耕
➂ 休憩処を意味する 庵(いおり)
このようにして、有馬の殿様が再耕庵 薬局と名付けられた。
再耕庵タクシー創業者の“小野原次雄”が昭和2年暮れごろ
再耕庵薬局の8代目に「今からは自動車の時代が来る、タクシー業を始める。」と
相談に行ったところ、再耕庵薬局も是非共同で開業させてとの意向があり、
タクシーの名称は「鹿島では再耕庵薬局の名前は知らないものが居ない。」
「再耕庵タクシーにしたらどうだろう。」となり、現在の社名が誕生した。
そこで昭和3年(1928年)鹿島に於いて“再耕庵タクシー”が誕生しました。
再耕庵薬局の今村さんは、昭和13年12月に共同経営から離れられ、
再耕庵薬局さんも平成に入り、閉店されております。